一歩、前に
今年、出産と育児による8年のブランクを経て、看護師に復帰しました。
思い切って復帰を決断したのは、潜在看護師の現状と問題を取り上げたテレビ番組を
目にしたことがきっかけでした。
現在、225万人の看護師の資格保有者がいて、そのうち72万人の方が働いていないというものでした。
出産育児のため、という理由がほとんどで、あとは介護や自身の病気などでした。
私自身も、この8年間は家事や育児でバタバタと忙しい日々でした。
毎日それなりに充実していましたし、子供のためにもこのまま家にいることが一番良いのかなあ…
と何となく思っていました。
しかし、この番組を機に、看護師の資格を取得した以上、自分が納得するまで、
もう少し看護師として社会に貢献してみてもいいのではないかと思うようになりました。
子供の事などの条件があるうえで病院を探してみようと思った矢先、甲北病院が目に留まり、
現在に至ります。
甲北病院のスタッフの皆様には、いつも私のつたない話を聞いて頂き、
温かく優しくフォローして下さっていて、とても感謝しています。
勇気を出して一歩を踏み出してみて、本当に良かったと思っています。悩んでいるなら、
行動を起こしてみると何かしらの結果が生まれるということも体感しました。
iPS細胞の開発者、山中伸弥教授の言葉ですが、
「失敗しないと成功はできない。高く飛ぶためには低くかがむことが必要だ。
苦しいときに、もう一歩だけ前に行くことを考えることが大事」
という、私の好きな言葉を最後に締めくくりたいと思います。
まだまだ未熟で、分からないことばかりで非常にご迷惑をおかけしていますが、
精進し、感謝と初心を忘れない看護師であり続けたいと思います。
写真は、現在息子の脳内の100%を占めている憎いヤツ、クワガタくんです。
看護科
