カツオノエボシにご用心
東京の池袋にある「サンシャイン水族館」が今月、新展示エリア
「海月空感(くらげくうかん)」をオープンしたというニュースを
先日ネットで見ました。
なかでも、14mの横幅を持つ水槽「クラゲパノラマ」はクラゲの展示水槽として
国内最大級の大きさを誇るそうです。
多数のクラゲが漂うその水槽は、暗い海の星空に自分が誘われたかのような、
不思議で神秘的な体験をもたらしてくれる事でしょう。
コロナが終息した際は是非行ってみたいです。
さて、クラゲといえば「電気クラゲ」と呼ばれる「カツオノエボシ」に
用心して下さい。
正確にはクラゲではないのですが、透明な体と長い触手がクラゲのそれと酷似しており
触手に強力な毒をもっているため刺されると電気ショックを受けたかのような激痛が走り、
時に呼吸困難などを引き起こす恐れがあるそうです。
しかも、この痛みが数日続くというから怖いものです。
連日の雨風の影響で、海岸近くまで打ち上げられたカツオノエボシが漂着しています。
薄い青色をしたガラスのような綺麗な見た目をしているため、
つい手を伸ばしてしまいそうになりますが、絶対に近づいてはいけません。
死んでもなおその毒性は健在です。
遊泳をしないにしても、海岸沿いを歩く際は十分に注意をして下さい。
もし刺されてしまった時の対処法は、以下のURLを参照にお願いします。
https://jla-lifesaving.or.jp/watersafety/jellyfish/
(放射線科)
