雛人形
先日、外は小雪の舞う朝、雛人形を飾りました。部屋が一気に華やいで春の訪れです。
娘の初節句のお祝いに実家の両親が贈ってくれた七段飾りのお雛様。
生後5ヵ月だった娘は、28歳になりました。いつの間にそんな年月が経ったのでしょう!?
雛人形を飾っても、さほど喜ぶこともなくなり、娘にとって、
ひな祭りは「ちらしずしを食べる日」くらいの認識になっているように思われます。
けれど、私は、お人形を暗い押入の箱の中にずっと閉じ込めておくのは気の毒で、
毎年欠かさず雛壇を飾ってきました。
衣装もお道具も、雅でおめでたい雰囲気に包まれた雛飾りを見ていると、
ひとときは、慌しい日常を忘れ、ゆったりした気持ちになれます。
さて、雅とは程遠い娘が、結婚するかもしれないということで、
今年はお雛様を愛でる感慨もひとしおです。
まだ具体的なことは決まっていませんし、予定は未定。
これから、いろいろと大変なのかもと思いながら、
本人より親や祖父母のほうがウキウキしています(笑)
雛人形の由来をたどれば、厄払いだったそうです。
「この先も、娘を見守っていてください」と、
お雛様にお願いして、これからも大切にしようと思います。
地域連携室
