病院紹介

施設病床案内

当院は、一般的な内科・外科疾患などの急性期治療はもとより、この地域で不足している長期入院治療が必要な方の療養型病院として機能しています。
患者様の病状により下記の病床に入院していただきます。

療養型病床 48床

療養型病床とは、急性期を過ぎ、長期の療養を必要とされる方が入院できる病棟です。甲北病院では3階病棟が該当し、慢性期の患者様の社会復帰や家庭への復帰を目指した治療、リハビリテーションを行います。

退院後、患者様にできる限り自立した生活を送っていただき、また、介護する方の負担を最大限軽減できるよう、支援させて頂きます。患者様の心身両面にわたる小さな変化も見逃さないように努力し、安全についても注意を絶やさないようにしています。

   ・個室・2人部屋・3人部屋・4人部屋があります。
   ・病状によって部屋の選定は当院が行います。個室代はいただきません。
   ・療養病床は住居費がかかります。(保険適応)

急性期病床 12床

手術直後や病気(例えば肺炎や脳梗塞、胃潰瘍など)の症状や全身状態が安定しておらず、早急な検査や治療を要する患者様に入院していただく病棟です。重篤な病状の初期治療を行っています。

早期の治療、退院を目指しており、ご高齢や後遺症の強い患者様は、症状の安定と共に療養型病棟へ転棟していただき治療を継続するようにしています。 甲北病院では4階病棟が該当し、全部で12床あります。

   ・個室・2人部屋・3人部屋・4人部屋があります。
   ・療養病床への転院希望の方もまずは急性期病床で病状把握させて頂きます。

地域包括ケア病床 8床

在宅復帰をめざす方が2カ月上限でリハビリを主とした目的で入院します。

※地域包括ケア病床について

平成26年診療報酬改定で地域包括ケア病棟・病床が創立されました。急性期治療を終え、症状が安定してきたものの在宅復帰や施設の入所に対してまだ不安のある患者様を退院に向けて支援していく病床です。

◎地域包括ケア病床の機能
   1.急性期の病院・病床で急性期の治療を終えた患者様の受け入れ
   2.自宅や施設で療養中の方の緊急の受け入れ
   3.上記以外の患者様で地域包括ケア病床への入院が必要と思われた方の受け入れ
   4.在宅・施設への復帰(退院)の支援

◎地域包括ケア病床の特徴
1.地域包括ケア病床は一部の治療費や部屋代、食事代など以外は定額制になっています。そのため治療内容によっては一般病床より自己負担金が若干増額する可能性がありますが、月の負担金の上限が医療保険制度で定められていますので一般病床とほとんど変わりません。特に75歳以上の患者様ですと増額はほとんどありません。

2.急性期病床から地域包括ケア病床に移る場合、無料部屋から有料部屋になることがあります。

3.反面、行える治療に制限があり、高額な医薬品を使ったり、特殊な検査を行ったりは出来ません。このような治療・検査が必要となった場合、一般病床へ移っていただくことがあります。

4.退院に向けてのサポート中心の病床になりますので、専任のソーシャルワーカーが退院に向けてのサポートを行い、必要な患者様には積極的なリハビリを行っていただきます。

5.入院出来る期間は最長で60日です。それ以上の入院が必要な場合、療養型病棟(当院3階病棟)へ転棟していただきます。

6.病床の状況(満床など)や病状によっては、60日に満たなくても退院又は療養型病棟へ移っていただくことがあります。

※一般病床から地域包括ケア病床へ移る場合や、地域包括ケア病床から一般病床、療養型病棟へ移る場合、主治医の判断で行います。ご家族の方にも出来る限り事前に連絡するように致しますが、ご理解、ご協力の程をよろしくお願い致します。